第５４話　永遠に変化しない「なにか」・・・短い一生でも、しあわせ？

『前回までのお話し』
この世にノラさんとして生まれて優しいおばちゃまに保護されたリンちゃん・・・ 少々風変わりな夫婦・・・くろぶちメガネのパパそして、淑女修行中のママのいるお家に引き取られました。イケ猫で、先住ネコのポン太とともに毎日、泣いたり、笑ったりと過ごしてきたリンちゃん。
虹の橋🌈を渡ったセミさんの一生のお話から
『この世のものは、すべて時々刻々に変化をしている・・・』という、くろぶちメガネのパパの講義が始まったのでした・・・。

ママがタコ焼きを買いに行っている間に
パパの「かみひとえの講義」が始まったんだけど・・・

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この地上のものには、
誕生のときがあり、成長のときがあり、
衰退のときがあり、そして消滅のときがある。
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🤓リンちゃん
セミさんの短い一生を見て、
そう思わなかったかい❓

セミさんはみんな・・・
みんな、あんなに短い生涯なの❓

🤓う〜ん
リンちゃんやパパたちの
思い込んでいる時計の時間からしたら・・・
短いかもしれないね〜
でも、セミさんにとっては
意外にそうではないかもしれないよ.。

だったら、パパぁ〜っ❗️

セミさんはあんなに短い一生でも
しあわせ❤️だったのかなぁ❓

🤓そうだね
あんなに一生懸命に鳴いて、みんなに
セミさんの思いを伝えようとしたんだ・・・

もしその思いがみんなに伝わらなくても
尊いお役目を果たせたと・・・
セミさんはそう思っていると思うよ。

だからリンちゃんも、セミさんの思いを
しっかり受け止めて、
時間を無駄にしないで頑張ると・・・

セミさんはもっともっと
しあわせ感💗に包まれると思うよ。

🤓それからもう一つ👆大切なことがあるんだ❗️

誕生⇨成長⇨衰退⇨消滅の
時間の流れの中で、流転する存在の背後には、
パパの「かみひとえ」と一緒で

永遠に変化しない「なにか」があるんだよ。

人間も、動物も、植物も・・・
もちろん、パパや、ママや、リンちゃんも・・・

植物を一本の花たらしめているものは、
まったく偶然に集まった植物細胞ではないんだ。

でも、やはり花は、花にしかすぎないだろ
昨日も花、今日も花、明日も花。

花としての「あり方」が変化するだけで、
花が花以外のもの・・・

たとえば、動物とか、人間などには
なりえないんだ・・・

チューリップの花が突然、ひまわりに
なることもないし・・・

チューリップの花はあくまでも
チューリップの花として・・・
その一生を終えていくんだ。

そこには、変化の中にあって変化しない
「なにか」・・・

流転のなかにあって、流転しない
「なにか」・・・

チューリップの花をチューリップの花
たらしめている「なにか」があるんだよ

つづく

読者の皆さまへ

ナビゲーターのリンちゃんです。
この度は、『美美log』へお越しいただき本当にありがとうございました。
保護猫、リンちゃんの日常を綴ったお話です。
『第１話　ごあいさつ』からご覧いただきますと、より一層楽しんでいただけると思います。
これからも、どうぞよろしくお願いします。

💗お時間があれば、次の記事もぜひ見てね💗